昭和30年代からの祇園祭が衰退して行った原因の一つに、囃子方の中の笛吹き手の問題かある。当時、笛吹き手には特権階級的な扱いがされており、祭典費を圧迫していると共に、後継者育成が大幅に遅れていました。お祭りをやる者はなにか半分軽蔑の目で見られているようなところがあり。また、一方において書画や西洋音楽、邦楽などが文化であって、日本古来の庶民の間で楽しまれて来たものは俗世間のものとして蔑まされていたような時代から、ようやく郷土芸能や地歌舞伎、お祭り等が庶民文化として認められ始めた時でもありました。昭和50年代に人ると、故郷志向が叫ばれ各地で祭礼が復活し始め、沼田においても段々と山車の数も増え、いよいよ囃子方の育成、特に笛吹の養成が急務となり、昭和54年に沼田祇園囃子保存会連合会は「沼田祇園囃子の錬磨、普及活動を行い沼田祇園囃子を後世こ伝承し、合わせて会員相互の親睦を図る」の目的で結成されました。現在、沼田祇園囃子保存会連合会は、沼田市内のまんど(山車)保有の10ヶ町から組織されています。
NHK大河ドラマで小松姫役でご活躍の吉田羊さんが、沼田まつり(おぎょん)のオープニングパレードに小松姫の山車(ひ組 東倉内町)に乗ってご参加決定致しました。
是非、お出かけください。