おぎょん(沼田まつり祇園祭)−全国の祇園祭の例にみられるように、京都の八坂神社祇園祭に発している。牛頭(ごず)天皇を祀る須賀神社の祭典が沼田祇園祭(おぎょん)の源流で、昔は本町と称する上之町、中町、下之町の3か町の氏子が中心となり、祭りを実施した。天保の時代(約150年前)からは、時の城主・土岐氏の命により榛名神社もこれに加わり、全町の祭典として、神輿(みこし)、「まんどう」と呼ばれる山車(だし)の城内渡御が行われるようになったが、明治以降は城内を渡御することなく、各町を回るだけとなった。戦前は、須賀神社(天王様)・榛名神社(榛名様)の神輿が並んで練り歩き、最終の5日には、各氏子の「まんどう」が勢揃いして、須賀神社の境内で神輿の帰りを待ち6日朝までお囃子が続いた。
平成25年度の沼田まつり祇園祭は3日間(毎年8月3日〜5日)で25万人の人手でした。